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「がん検診の落とし穴」とは? 現実的な検診の受け方

日本一がんを見つけた医師・森山紀之さんが勧める「がん検診」とは

川島なお美さんを襲った「肝内胆管がん」

 昨年9月に、女優の川島なお美さんが54歳の若さで亡くなりました。川島さんについては大きく報道されたので、死因が肝臓の中に通る胆管にできた肝内胆管がんだったことをご存じの方も多いでしょう。

 「肝がん」「胆管がん(胆嚢がん)」「膵がん」は、「肝胆膵(かんたんたすい)」とくくられて呼ばれています。これらのがんは、自治体などで受けられる「対策型検診」には含まれていません。検診を受けるには、人間ドックやがん総合検診などの「任意型検診」で対応しなければなりません。費用が自己負担になるので、受検者が少ないのが現状です。

胆管がん・胆嚢がんをステージ別にみた「5年後相対生存率」
胆管がん・胆嚢がんをステージ別にみた「5年後相対生存率」
出典:「全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率(2001-2003年症例)」のデータを 基に編集部で作成

 いずれも「沈黙の臓器」と呼ばれており、かなり進行するまで自覚症状がほとんど出ない傾向があります。比較的初期に発見できたとしても、現代の医療では、まだまだ難治性が高いとの問題も抱えています。

 「どんな人が受けるべきなのか」と疑問に思う人もいるでしょう。森山先生は、「『直系の近親者が肝胆膵の病気を持っている(持っていた)』『とにかくがんは徹底的に防ぎたい』という条件に当てはまる人は、定期的に検診を受けることをお薦めします」と話します。

 具体的にどのような検診をどう選んで受ければいいかについては、以下の記事をご覧ください。

肝がん・胆管がん・膵がん発見のための検診の選び方

 このほか、前立腺、食道、咽頭のがんについては、以下の記事をご覧ください。

「前立腺がん」「咽頭がん」「食道がん」―早期発見のための検診のポイントとは

 ここでは、森山紀之の「拝啓 これからがんになる皆様へ」から、がん検診の受け方についての記事をご紹介しました。このほかの有料会員向けの記事については「有料会員向け記事のご紹介」をご覧ください。

森山紀之(もりやまのりゆき)
東京ミッドタウンクリニック健診センター長 常務理事 東京ミッドタウン先端医療研究所 あきらめないがん治療外来医師
森山紀之(もりやまのりゆき) 1947年、和歌山県生まれ。千葉大学医学部卒。1976年に国立がんセンター放射線診断部に入局。同センターのがん予防・検診研究センター長を経て、現職。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発に携わり、早期がんの発見に貢献。2005年に高松宮妃癌研究基金学術賞、2007年に朝日がん大賞を受賞。主な著書に「がんはどこまで治せるのか」(徳間書店)。 東京ミッドタウン先端医療研究所(http://www.midtown-amc.jp)

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