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Gooday 通信

「がん検診の落とし穴」とは? 現実的な検診の受け方

日本一がんを見つけた医師・森山紀之さんが勧める「がん検診」とは

がん検診で「異常なし」の落とし穴

 「がん治療の鍵を握るのはなんと言っても早期発見につきる」と森山先生は話します。その大きな力になっているのが「がん検診」です。冒頭で触れたように、今や「2人に1人はがんになる時代」ですから、統計的に見てがんの発症するリスクが高まってくる50~60代の、いわゆる「がん年齢」に達する前に、定期的ながん検診を積極的に受けることはとても大切です。

 ただし、検診は1度受ければ安心というものではありません。継続して受けることがとても重要です。

一度受診したがん検診で「異常なし」と判定されると、その後、ノーケアというケースは少なくない。こうした油断が意外な「落とし穴」になる(©jedimaster- 123RF)
[画像のクリックで拡大表示]

 「がん検診を1度受けて『異常なし』の判定が出ると、ほとんどの人は安心してしまい、その後ずっと「大丈夫」だと思って放ってしまいます。ところが数年後、何かのきっかけでがんが発見され、かなり進行していたというケースは、決して珍しいことではありません。がんはわずか1~2年の間に、発病して進行し、場合によっては治癒が難しい状況に陥る厄介な疾患です。がん検診を1度だけ受けても不十分で、定期的に受けることが欠かせないのです」(森山先生)

 まれにがんが「存在するものの発見できなかった」というケースもあるそうです。例えば、大腸がんの検診でよく行われている「便潜血反応検査」は、必ずしも万能ではないそうで、現状では、がんが「陽性」であるにもかかわらず、そのうちの13%程度は「陰性」と判定されるとのこと。

 このため、毎年、がん検診を受けることが大事です。そうすれば、がんが進行性のものであったとしても、手遅れになるような事態を防ぐ可能性が高められます。

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