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俳優の渡辺謙さんが手術した胃がん、早期発見のポイントとは?

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渡辺謙さん自筆の入院報告
渡辺謙さん自筆の入院報告

 「私 渡辺謙は先日受けました人間ドックで早期の胃癌を見つけて頂きました」。俳優の渡辺謙さん(56歳)がこのほど胃がんの内視鏡手術を受けて、現在療養中であることを、所属事務所が2月9日に公表しました。今回は渡辺さんが人間ドックで受けた検査により、幸いにして早い段階で胃がんを発見できたため、経過は順調とのことです。そこで、胃がんを早期発見するために知っておいた方がいいポイントをまとめました。

 渡辺さんが患った胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜の細胞が、何らかの原因でがん化(自律的に増殖)することで発生します。発生したがん細胞は徐々に増殖し、粘膜から外側に向かって粘膜下層、筋層、漿膜(しょうまく)下層、漿膜へと広がっていきます(浸潤)。

早期がんなら、お腹を切らずに治療可能

 この浸潤の程度(がんの深さ=深達度)によって、早期がんと進行がんに分けられます。浸潤が粘膜下層までにとどまるものは早期胃がん(下図の「T1」)、筋層に達するものは進行胃がんと呼ばれます。

がんの深達度
がんの深達度
出典:独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「がんの冊子 各種がんシリーズ 胃がん」

 早期胃がんではもちろん、進行胃がんでも、痛みなどの自覚症状はあまりありません。潰瘍の形態をとって浸潤が筋層にまで達すると、筋肉に痛みが生じるためにみぞおちのあたりが痛んだり、吐き気がしたり、体重減少や下血などが見られたりすることもありますが、早期胃がんでこのような症状が出るのは比較的まれです。このため、渡辺さんは人間ドックの検査を受けるまで、胃がんに気づきにくかったものと考えられます。

 早期の胃がんであれば、腹部を切開することなく、内視鏡を用いて胃がんを切除する「内視鏡手術」が可能です。

⇒胃がんの診断や治療法についての詳しい解説は、やさしいがんの学校「胃がんは近い将来、激減する?」をご覧ください。

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