がんと生きる…ピーコさんの場合
2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代
米田勝一=日経Gooday
ピーコこと杉浦克昭さん。ファッション評論家、タレント、シャンソン歌手といくつもの「顔」を持ち、メディアで活躍するピーコさんは1989年、眼のがんにかかりました。当時44歳。まさに働き盛りのピーコさんの左目を襲ったのは、30万人に1人という悪性腫瘍でした。ショービジネスの世界で最前線に立っていたピーコさんは、決断を迫られます。仕事とがん治療とをどう両立させるのか。
現代は、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代。昨年も、高倉健さんや菅原文太さんなど、多くの著名人ががんで他界され、ニュースで報じられました。
がんは最早、特別で存在はなく、身近な病気です。そうした時代に生きる私たちは、がんに備えて何を知り、その予防のために何をすればいいのか。また、自分の未来に「がん」が立ちふさがったとき、何が救いとなるのか。
好評連載「わたしも、がんでした」は、がんと向き合い、がんと共に生き、働き、がんと決別したピーコさんのエッセイなどを通じ、がんと共に生きるための処方箋を紹介しています。このほか、がん関連の情報は、「森山紀之の『拝啓 これからがんになる皆様へ』」「やさしいがんの学校」といった連載でも提供しています。
2人に1人ががんになる時代。がんについて、ちょっと勉強してみませんか。

わたしも、がんでした

森山紀之の「拝啓 これからがんになる皆様へ」

やさしいがんの学校
