気・血・水
中医学を知るためのキーワードとして、最も大切なのが「気(き)・血(けつ)・水(すい)」。体のエネルギーである「気」、体に栄養と潤いを与える「血」、血以外の体液である「水」(津液<しんえき>ともいう)は、体を構成する基本物質である。気・血・水のバランスが保たれ、不足も滞りもないのが健康な状態と考えられている。
気・血・水は、消化器がとり入れた飲食物と呼吸で得た酸素を主な材料とし、五臓の働きによって作られ、全身に送られる。
中医学では、「体内の異常は体の外側にも必ず現れる」と考えており、気・血・水の異常も、顔色、声、体格、肌、爪、髪、舌などの変化となって現れる。
(出典:『サプリメント事典 第4版』日経BP社 日経ヘルス編 2011年)