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追悼◆2016年に病気で亡くなった著名人

九重親方、永六輔さん、中村紘子さんなど8人の方々

永 六輔さん(タレント、ラジオパーソナリティー)

没日:2016年7月7日(満83歳)
死因:肺炎

角刈り頭と細長い顔がトレードマーク! マルチな才能を発揮した永さん

永 六輔さん(1990年頃、TBSラジオで撮影。写真提供:TBSラジオ)
<主な活動>

 1933年に東京浅草のお寺の息子として生まれた永さん。10代後半からNHKラジオ『日曜娯楽版』に投稿を始め、早稲田大学在学中から開局まもないテレビ番組の台本などを手掛ける放送作家として活動をスタート。日本のテレビ放送初期に作られたバラエティー番組『夢であいましょう』(1961年4月~1966年4月)では、構成を手掛け後続のバラエティー番組の原型を作りました。番組内で毎月1曲作られていた「今月のうた」からたくさんのヒット曲が生まれていますが、それも永さんの作詞によるもの。作曲家・中村八大さんとのコンビで送り出した『上を向いて歩こう』(1961年)や『こんにちは赤ちゃん』(1963年)はその代表作で、知らない人はいないほど有名ですね。

 ラジオパーソナリティーとしての知名度も高く、TBSラジオ『永六輔の誰かとどこかで』(1967年1月~2013年9月)は、放送回数が通算1万2629回という快挙を成し遂げました。また、1994年には永さんが全国津々浦々を旅するなか、庶民に聞いた心にしみる生・死に関するさまざまな名言を集めた書籍『大往生』が200万部を越える大ベストセラーになりました。2000年にはラジオパーソナリティー、タレント、随筆家であり、放送作家、元作詞家として活躍した全業績を讃えられ、菊池寛賞を受賞。ものの見方や考え方にユーモアがあふれる永さんに影響を受けた人は数知れません。

 1964年開始のTBSラジオ『全国こども電話相談室』では、子どもたちの天真爛漫(らんまん)な疑問や味のある深い質問に、懇切丁寧に、時にユーモアを交えて答える回答者を40年間務めました。「天国に行ったら、どうなるの?」という小学2年生からの質問には、「いま生きているこの世を、天国にしましょう。でも、天国っていいらしいよ。だって、行った人が帰ってこないもの」と回答。今も帰ってこないところを見ると、永さんは極楽でもマルチな才能を発揮して、楽しく活躍をされているに違いありません。永さんのご冥福を心からお祈りいたします。

高齢者の発症が多い肺炎、日本人の死因の第3位に

 日本人の死因として、がん、心疾患に次ぐ第3位となった肺炎。2015年の死亡数は12万846人で、全死亡者に占める割合は9.4%となっています。高齢になるにつれ肺炎で命を落とすケースが増えるため、肺炎対策は特に高齢者で重要だといえます。

 肺炎の原因は、年齢層によって傾向が異なります。高齢になると、体の抵抗力が落ちるため、細菌やウイルスといった病原体の感染による肺炎が重症化しやすくなります。また、加齢により嚥下(ものを飲み込む)機能が衰えるため、誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)も増えてきます。

 高齢者の肺炎を引き起こす原因として、最も多い病原体は肺炎球菌です。2014年10月から、65歳以上の高齢者に対し、肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まっています。なお、永六輔さんのご家族によると、永さんは肺炎球菌ワクチンを2回接種していました。

関連記事
  1.  ・風邪やインフルに続く、冬の脅威「肺炎」を防ぐには
  2.  ・死因の3位 肺炎、高齢者の予防接種カギ
  3.  ・永六輔さんの命を奪った「高齢者の肺炎」にどう向き合うか
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大橋巨泉さん

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