日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > 医療・予防  > トピックス  > ノロウイルスで嘔吐! どうやって消毒すればいい?  > 4ページ目
印刷

トピックス

ノロウイルスで嘔吐! どうやって消毒すればいい?

ノロウイルス徹底対策【後編:消毒法】

  大西淳子=医学ジャーナリスト

下痢をしたときトイレの跳ね返り範囲はどのくらい?

 ノロウイルス感染が疑われる人が下痢をしたとき、トイレ内のどの範囲まで清掃すればいいのでしょうか。

 長野県北信保険福祉事務所が、実際に疑似水様便を用いて実験を行いました(*2)。目的は、和式トイレと洋式トイレでの跳ね返りの範囲を調べること。そして、排便後の肛門拭き取り時の手の汚れの程度を調べることです。

 和式トイレで下痢をした場合、肛門から腰にむかって16cmまでの範囲と、踵や足首(ズボンの裾)の内側に飛沫が検出されました。便器内だけでなく外側の床や後ろの壁にも飛沫が数多く認められました。

 洋式トイレでは、肛門から15cmまでの範囲に広く飛沫が見られましたが、それ以外の体表面への付着はありませんでした。また、便器内と便座裏側に多数の飛沫が付着していましたが、便器外への飛散は見られませんでした。

 肛門拭き取り実験では、握ったトイレットペーパーから露出していた親指の付け根のあたりを中心として、手と手首(長袖着用なら袖の内側)に疑似水様便が付着していました。

洗浄やドアの開け閉め動作は拭き取りをしなかった手で!

 また、肛門拭き取りを行ったその手で、洗浄レバーに触れ、水道の水栓をあければ、それら全てにウイルスが付着することも示されました。拭き取りを行わなかった方の手でそうした動作を行えば、汚染を広げずに済みます。また、袖口の汚染は、腕まくりをすることにより回避できます。もちろん、手洗いは手首の上まで念入りに行う必要があります。

先頭へ

前へ

4/4 page

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 疲労解消は「脳の疲れ」をとることから

    しつこい「疲労」の正体は、実は脳の自律神経の機能の低下であることが近年の疲労医学の研究で明らかになってきた。本記事では、放置すると老化にもつながる「疲労」の怖さとその解消法を、過去の人気記事を基にコンパクトに解説していく。

  • 怖い病気を招く「中性脂肪」を食事・運動で徹底対策!

    健康診断でもおなじみの項目である「中性脂肪」。血液中の中性脂肪が150mg/dLを超えると、脂質異常症の1つ、「高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症)」と見なされる。血管の老化を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞を遠ざけるためにも、中性脂肪が上がるのを避けなければならない。そこで、今回はやっかいな中性脂肪の正体や、食事や運動でできる鉄板の対策法を一挙紹介していく。

  • 長年の悩み「腰痛」を解消! 痛みを和らげる体操4選

    腰痛は日本人の国民病とも言える身近な症状だ。特に問題なのは、原因がはっきりしない、「なんだか知らないけど、いつの間にか…」始まってしまう「慢性腰痛」だ。長年にわたって慢性腰痛で悩む人は少なくない。そこで、今回は長引く腰痛の解消が期待できる体操を一挙紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2022 Nikkei Inc. All rights reserved.