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徹底解説! ノロウイルスってどんなウイルス?

ノロウイルス徹底対策【前編:まず敵を知る】

 大西淳子=医学ジャーナリスト

ノロウイルスの感染力を失わせる方法

ポイント
  • ノロウイルスは85~90℃で90秒以上加熱すると感染力を失う
  • 塩素系漂白剤による消毒も有効
  • アルコール(エタノール)には十分な消毒効果はない

 ノロウイルスは熱に弱く、食品中でも嘔吐物中でも、ウイルスが存在する範囲を85~90℃で90秒以上加熱すれば、感染力を失います。

 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒も有効です。これは、一般家庭にある、キッチン用または白物繊維用の塩素系漂白剤の成分で、希釈して使用します。金属腐食性があるため、水栓金具などの消毒に使用した場合には、その後に洗い流すか水拭きする必要があります。また、カーペットや色物の衣類などに用いると脱色されてしまいます。そうした場合には、次亜塩素酸ナトリウムの代わりに加熱消毒を行ってください。

 インフルエンザウイルスと違って、ノロウイルスは、エタノール(アルコール消毒)では不活化されにくく、確実に感染力を失わせるためには上記の2通りの方法を組み合わせて用いる必要があります。

 後編(「ノロウイルスで嘔吐! どうやって消毒すればいい?」)では、以上の知識に基づいて、実際に家庭内や職場で誰かが嘔吐した際に、自分が感染することなく、適切に清掃、消毒する方法について解説します。

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