健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」を提供するドコモ・ヘルスケアは、スマートフォン向けヘルスケアサービス「からだの時計 WM」の「管理栄養士相談サービス」に蓄積されたデータをもとに、からだと食生活に関する調査・分析を実施した。その結果から、肥満の人よりも、肥満手前の「太り気味」の人の方が、健康課題を意識していない食生活を送っている様子が浮き彫りになった。
管理栄養士相談サービスは、食事の写真をスマートフォンから送信するだけで管理栄養士からアドバイスを受け取れる機能。調査では、2015年3月のサービス開始から10月末までの、延べ785人にのぼるデータと利用者から投稿された写真6022枚を、個人が特定できないかたちに加工して分析した。
「やや肥満」が夕食時刻が最も遅い
BMIごとの夕食の食事時刻を分析したところ、20時以降に食事をとっている割合は、「痩せ・痩せ気味(BMI値18.5未満)」の人では27.5%、「普通(同18.5以上25未満)」は39.9%、「肥満(BMI値30以上)」は39.0%であるのに対し、「やや肥満(同25以上30未満)」は48.1%と食事時刻が一番遅い。特に22時以降の夕食が比較的多い傾向にあり、他の体型の人より夜型の食生活であることが伺える(図1)。
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