日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > トピックス  > 世界初!薄毛リスク遺伝子検査は悩める男性を救うか
印刷

トピックス

世界初!薄毛リスク遺伝子検査は悩める男性を救うか

アンファーが開発した薄毛リスク遺伝子検査とは

 塚越小枝子=フリーライター

AGA(男性型脱毛症)に悩む男性の数は、日本国内だけでも推計1300万人といわれている。治療法も多様化する中、男性総合医療のメンズヘルスクリニック東京、聖マリアンナ医科大学、アンファーが共同で「AGAリスク遺伝子検査(AGA関連遺伝子発現量の測定)」を世界で初めて開発した。気になるその検査とは?

男性ホルモンの作用によって起こるAGA(男性型脱毛症)

一番気になるのは、将来の薄毛リスクがどの程度分かるのかどうか…。(©Lisa Young 123-rf)

 AGA(Androgenic Alopecia:男性型脱毛症)とは、若年(10〜30歳代)、壮年(40歳以上)に見られる、ホルモンの作用によって起こる頭髪の脱毛(薄毛)の総称。こめかみ周辺から生え際が後退する特徴的なM字型、頭頂部の毛髪が細くやわらかくなって薄くなるO字型に大きく分けられる。

 発症には男性ホルモンが影響している。毛髪の毛乳頭という部分にある5αリダクターゼという酵素によって、男性ホルモン(テストステロン)がDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモン機能の強い物質に変換され、これによって、毛が軟らかく短く、成長できないまま抜けるというように、短いヘアサイクルがくり返されるといわれている(下図参照)。

[画像のクリックで拡大表示]
男性ホルモンのテストステロン(図の「T」)が、5αリダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変換されることで、AGAは起こるといわれている。

選択肢が増えるAGA治療薬

 AGAの治療には、下の表のような薬剤が用いられる。2015年11月25日にはデュタステリド経口薬が発売され、治療の選択肢が広がった。

 AGAの発症に関わる酵素、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、代表的な薬剤のうちフィナステリドは、Ⅱ型のはたらきを阻害する作用がある。デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻害し、フィナステリドの1.5倍の育毛効果が報告されている(下図参照)。

【表】AGA治療に用いる代表的な薬剤
発売年薬剤名効能・効果
1999年1%ミノキシジル壮年性脱毛症における発毛、育毛および脱毛の進行予防
2005年フィナステリド男性における男性型脱毛の進行遅延
2009年5%ミノキシジル壮年性脱毛症における発毛、育毛および脱毛の進行予防
2015年デュタステリド男性における男性型脱毛症
[画像のクリックで拡大表示]

最適な薬の選択に役立つ「AGAリスク遺伝子検査」

 このように治療法が多様化する中、患者一人ひとりに対する治療の有効性と安全性の最適化を図るため、メンズヘルスクリニック東京・聖マリアンナ医科大学とアンファーは共同で「AGAリスク遺伝子検査(AGA関連遺伝子発現量の測定)」を開発した。

1/2 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「胃がん」撃退のため知っておきたい最新情報

    これまで多くの人の命を奪い、「死の病」であった胃がんが、「ピロリ菌」除菌の登場によって未然に防ぐことができる病気になってきた。また、万が一胃がんになってしまった場合も、胃カメラによる検診を定期的に受けていれば、超早期の段階で見つけて治療し、胃の機能をほとんど損ねることなく日常生活に戻ることができる。本特集では、近年死亡率が大きく減少している胃がんの最新事情をまとめる。

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.