日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > トピックス  > 1分で分かる!ノロウイルス対策 8問8答  > 2ページ
印刷

トピックス

1分で分かる!ノロウイルス対策 8問8答

空気清浄機はノロ対策になる?衣類に吐物がついたら捨てるべき?

 塚越小枝子=フリーライター

下痢・嘔吐が治まれば普通に生活して大丈夫?

【A】海外のガイドラインでは、嘔吐が止まって脱水が改善したら、できるだけ早く通常の食事を始めたほうがよいとされています。ただし、症状が治まったあとも1週間から長いときは1カ月程度、便にウイルスの排出が続くことがあります。ノロウイルスは感染した人の便や吐物からうつりやすいので、回復してもしばらくの間は直接食品を扱う作業は避けましょう

消毒はどこまですればいいの?

【A】ウイルスを含んだ吐物は、半径2メートル程度は飛び散るといわれています。汚れた床やトイレを処理する際は、ビニール手袋やマスク、靴カバーなどを着用し、薄めた塩素系消毒剤等で半径2メートル程度を外側から消毒し、吐物そのものは高濃度の塩素系消毒剤とともにビニール袋に入れて捨てます。処理した後の残りカスにも大量のウイルスが含まれているため、乾燥して飛び散らないよう、換気しながらその場所を塩素系消毒剤などで十分消毒しましょう。日ごろから市販の「吐物処理キット」などを準備しておくと安心です。

衣類に吐物や便がついてしまった場合、洗濯物を全部捨てなくちゃダメ?

【A】汚染が軽い洗濯物ならば、熱湯消毒するか、消毒を兼ねた洗濯を。塩素系漂白剤に約30分浸けたあと、漂白剤を捨てて洗剤を入れ、普通に洗濯します。すすぎは念入りに2回以上。汚染がひどい場合は迷わずビニール袋に入れて廃棄しましょう。

ノロウイルス感染を予防するには?

トイレの後の手洗いは徹底を!(©subbotina 123-rf)

【A】普段から、せっけんを使い丁寧に手を洗う習慣をつけることが予防の大原則。トイレで用をたしたあと、手洗いが不十分だとウイルスが広がりやすくなります。なお、アルコール消毒はノロウイルスにはあまり効果がないとされています。アルコール消毒する際は、ノロウイルスに対する消毒効果が確認されているアルコール製剤を使用しましょう。また、流行時期には生ものなど食品に注意。二枚貝は、中心部が85〜90℃になるようにして90秒間以上加熱しましょう。

■ノロウイルス、インフルエンザの関連記事
ノロvsインフル、脱水予防の水分補給はこう区別せよ
大流行の可能性の「新型ノロウイルス」、対策は?
ノロウイルス、どうすればうつらない? うつさない?
室温・湿度管理でインフル予防

矢野一好さん
首都大学東京客員教授・保健学博士
矢野一好さん

首都大学東京客員教授、機能水研究振興財団理事。元東京都健康安全研究センター微生物部長。保健学博士。

十河 剛さん
済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科副部長
十河 剛さん

1995年防衛医科大学校卒。2013年より現職。2014年より横浜市立大学医学部非常勤講師を兼務。専門は小児科、特に肝・消化器疾患の診断と治療。また、武道に精通し、自宅敷地内の道場で子どもたちや学生への指導を続けている。

先頭へ

前へ

2/2 page

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 健康寿命を左右する「全粒穀物と食物繊維」の摂取方法

    今、世界的に「全粒穀物」の健康効果が注目されている。全粒穀物の摂取が増えるほど、がん、心血管疾患、総死亡率が低くなるという研究報告も出ている。その健康効果の中核となっているのが「食物繊維」だ。食物繊維が体にいいことはよく知られているが、主に便通などに影響するものと軽視されがち。だが、食物繊維不足は生活習慣病と密接な関係がある。本特集では、主食の選択が及ぼす健康効果から、注目の大麦の健康効果、穀物以外の食物繊維のとり方までを一挙に紹介する。

  • 「胃がん」撃退のため知っておきたい最新情報

    これまで多くの人の命を奪い、「死の病」であった胃がんが、「ピロリ菌」除菌の登場によって未然に防ぐことができる病気になってきた。また、万が一胃がんになってしまった場合も、胃カメラによる検診を定期的に受けていれば、超早期の段階で見つけて治療し、胃の機能をほとんど損ねることなく日常生活に戻ることができる。本特集では、近年死亡率が大きく減少している胃がんの最新事情をまとめる。

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Goodayマイドクター申し込み

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.