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悩んでいる人に聞いた! あなたの痔の原因は?

意外に深い、痔と便の関係

 鈴木 英子=ニューズフロント

 クラシエ薬品が20〜60代の男女1001人を対象に実施したインターネット調査(調査期間:2015年7月16日〜17日)の結果によると、18%(183人)が痔の症状があると答え、そのうち約半数は便秘が原因だと考えられるという。

 痔で悩んでいる人に、痔のきっかけ、あるいは原因は何だと思うか尋ねたところ、「便秘」(49.2%)との回答が最も多く、「下痢」(27.3%)、「ストレス」(25.7%)、「同一姿勢」(19.7%)、「食生活」(15.3%)の順となった(図1)。

図1◎ 痔のきっかけ・原因は何だと思うか
痔のきっかけ・原因は何だと思うか/クラシエ薬品
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ストレスも痔の原因?

 性・年代別で見ると、「便秘」は女性20〜40代と50〜60代、および男性50〜60代で1位となり、特に女性は6割前後が「便秘」を挙げている。また、女性はいずれの年代も「ストレス」が2番目に多いほか、2割近くが「出産」をきっかけに痔に悩むようになっている。一方、男性20〜40代は「下痢」が最も多く、次いで「便秘」「ストレス」と続いた。

国内の痔の患者は14万2000人

 痔の代表的な症状には、いぼ痔(痔核:じかく)、切れ痔(裂肛:れっこう)、痔瘻(じろう)の3種類があり、厚生労働省の調査(出典:「2011年度患者調査〔傷病分類編〕」)によると、2011年のいぼ痔の患者数は11万6000人、切れ痔・痔瘻の患者数は2万6000人と報告されている。

 便秘などで便が硬くなると排便時に肛門に圧力がかかり、出口が切れて切れ痔を起こしたり、肛門付近の毛細血管が集まった部分のうっ血(血流が滞ること)がいぼ痔につながることがある。痔は便秘や下痢のほか、座りっぱなしなどによる血行不良などが主な原因として挙げられる。

 クラシエは、痔を予防するために「バランスの良い食事を心掛ける」「ストレスをためない」「正しい排便習慣を身につける」「水分をこまめに補給する」「辛い食べ物やお酒はほどほどにする」「お風呂にゆっくりつかる」「長時間同じ姿勢を続けない」といったことを勧めている。