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「口の周りにご飯粒」 それでも気にならない人の末路

危険な老化のサイン「フレイル」の兆候を見逃すな

 日経おとなのOFF

海馬は大脳辺縁系の一部で、比較的新しい記憶や空間認識をつかさどる部位だ。海馬は、食物を噛むことで血流量が増えて活性化され、認知症予防につながるともいわれている。写真は、咀嚼前と咀嚼後の脳への血流量を可視化したもの。海馬(Hipと記された部分)の、赤く染まった面積が増え、血流量が増していることが分かる。
海馬は大脳辺縁系の一部で、比較的新しい記憶や空間認識をつかさどる部位だ。海馬は、食物を噛むことで血流量が増えて活性化され、認知症予防につながるともいわれている。写真は、咀嚼前と咀嚼後の脳への血流量を可視化したもの。海馬(Hipと記された部分)の、赤く染まった面積が増え、血流量が増していることが分かる。

 そこで、フレイルから脱するために提案したいのが、「8020運動」。これは、80歳になっても健康な歯を20本以上維持しようという目標です。そのために、気を付けなければならないのは歯周病です。歯を失う原因になるばかりか、心疾患や糖尿病の悪化との因果関係もいわれています。

 まずは、家庭内でしっかりとした歯磨きを行い、そして定期的な歯科の診察を受けてください。

【オーラルフレイルとは】

口の中の複数の機能が軽度に低下した状態のこと。健康と身体機能障害との中間に位置し、早めに適切な処置をすれば健康に近づくことができるが、放っておけば疾病へと進行していく。滑舌が悪くなる、食べこぼす、むせやすくなるなどは、口腔(こうくう)の筋力の低下などが原因。


平野浩彦(ひらの ひろひこ)さん
東京都健康長寿医療センター歯科口腔外科医療部長
平野浩彦(ひらの ひろひこ)さん 日本大学松戸歯学部卒業、医学博士。東京都老人医療センター、国立第二病院などを経て、現職。老年歯科学が専門で、高齢者の歯と口腔機能のケアによる生活改善をテーマに臨床と研究に従事。オーラルフレイルについての講演など、啓発活動も行う。東京歯科大学他の非常勤講師を務める。
日経おとなのOFF 2017年11月号記事を再構成

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