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「太った」「痩せた」と疲れやすさの関係は?

3kgの体重増減が脂肪燃焼のメカニズムや疲労感に影響を及ぼす

 鈴木 英子=ニューズフロント

図1◎ 日常生活での疲労頻度
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 花王らが協賛する「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、日常生活の疲れに関する意識調査の結果を発表した。首都圏在住の20~50代の男女693人に、日常生活での疲労頻度を尋ねたところ、疲れを「頻繁に感じる」(35.2%)と「時々感じる」(53.5%)を合わせた「疲れやすい」人は9割近く(88.7%)にのぼった(図1)。

体重の増減が大きいと疲れを感じる傾向が

 1年以内の体重の変化について尋ね、体重増減の程度別で疲れやすさを見ると、疲れを「頻繁に感じる」と答えた割合は、体重が「かなり増えた(3kg以上)」人では52.0%を占め、「ほとんど体重変化がない」人の23.9%と比べ2倍以上だった。「かなり減った(3kg以上)」人も44.2%と、体重の増減が大きいと疲れを感じる傾向が高い(図2)。

図2◎ 疲れやすさと体重増減の関係
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 整形外科医でスポーツドクターの中村格子氏によると、体重が3kg以上増えた人は体脂肪が増加したことで疲れやすくなり、3kg以上減った人は筋肉量が減少したことで疲れやすくなっていることが推察される。

疲れやすさは体脂肪率によって決まる

 疲れやすいか疲れにくいかは体脂肪率(筋肉と脂肪のバランス)によってある程度決まり、脂肪の燃焼効率が悪いと疲れやすくなる。脂肪燃焼のメカニズムには、肝臓や筋肉の細胞にある燃焼器官であるミトコンドリアが大きく関係し、緑茶に含まれる茶カテキンはミトコンドリアの働きを活性化するとされている。

 茶カテキンは、緑茶を毎日飲む習慣をつけることで手軽に摂取できる。茶カテキンは低温では抽出されにくいので、温度が高めのお湯でお茶をいれることが望ましい。

 また、身体の動かし方も疲れやすさの原因になる。疲れにくい歩き方として、骨盤を正面に向けて左右の骨盤の高さを水平に保ち、身体の軸を中心にキープして、首を伸ばして少し遠くを見るようなイメージで歩くことを同調査は勧めている。

 疲れてしまった際の回復方法としては、入浴効果とリラックス効果を同時に得られる炭酸入浴を提案している。入浴時に炭酸入り入浴剤を使うと血流が促進され、疲れを軽減する効果が期待できるという。