花王らが協賛する「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、日常生活の疲れに関する意識調査の結果を発表した。首都圏在住の20~50代の男女693人に、日常生活での疲労頻度を尋ねたところ、疲れを「頻繁に感じる」(35.2%)と「時々感じる」(53.5%)を合わせた「疲れやすい」人は9割近く(88.7%)にのぼった(図1)。
体重の増減が大きいと疲れを感じる傾向が
1年以内の体重の変化について尋ね、体重増減の程度別で疲れやすさを見ると、疲れを「頻繁に感じる」と答えた割合は、体重が「かなり増えた(3kg以上)」人では52.0%を占め、「ほとんど体重変化がない」人の23.9%と比べ2倍以上だった。「かなり減った(3kg以上)」人も44.2%と、体重の増減が大きいと疲れを感じる傾向が高い(図2)。
整形外科医でスポーツドクターの中村格子氏によると、体重が3kg以上増えた人は体脂肪が増加したことで疲れやすくなり、3kg以上減った人は筋肉量が減少したことで疲れやすくなっていることが推察される。
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- 疲れやすさは体脂肪率によって決まる
