認知症予防に取り組みたいことは?
回答者のうち、実際に認知症予防に取り組んでいる、またはこれから取り組みたいと考えている460人に、具体的な取り組みの内容を聞くと、「ごまや野菜など、認知症予防に良いとされている食材を積極的に摂る」(59.3%)が最も多く、次いで「ジョギングなど有酸素運動」(47.4%)、「筋力トレーニング」(46.7%)が続いた(図3)。
そのほか、「歯の健康維持が認知症に関係しているらしいので、定期的に歯科検診している」(41.3%)、「脳トレーニングや認知症予防教室などに参加する」(30.7%)、「楽器演奏やプラモデルづくりなど手や指を使う趣味を持つ」(30.4%)といった意見が聞かれた。
厚生労働省の調査では、2025年に認知症患者数が700万人になるとの推計値を示している。2012年の認知症の高齢者は462万人で、65歳以上の約7人に1人という割合だったが、何の対策も行われなければ、2025年には約5人に1人の規模に拡大すると見ている。
