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なってからでは遅い!糖尿病の理解度チェック

世界糖尿病デーだから考えたい!糖尿病のウソホント

 11月14日(土曜)は「世界糖尿病デ―」。糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進するための日であり、この日には国連及び主要国で様々なイベントが開催される。この機会に、あなたの糖尿病についての理解度をチェックしよう。

 次に挙げた糖尿病に関する記述それぞれについて、ウソかホントかお答えください。自身の糖尿病に対する理解度をチェックしましょう(各項目をクリックすると、正解のページに飛びます)。

さて、あなたはどのくらい正解できますか?(©My Make OU 123-rf)

空腹時の血糖値が正常値なら、糖尿病の心配はない

ウソ

 空腹時血糖を調べるだけでは、糖尿病を見つけにくいケースもある。たとえば、糖尿病の初期では、空腹時血糖には異常がなく、食後に高血糖を示す人も多い。そこで、糖尿病の診断には、血糖値だけでなく、ヘモグロビンA1cも用いられる。

詳細は、「空腹時血糖が正常値なら、糖尿病は心配しなくていい?」へ。

やせていても糖尿病を発症することがある

ホント

 BMI30以上の肥満は、肥満大国アメリカでは3人に1人該当するが、日本はわずか3%。にもかかわらず、糖尿病の発症頻度は米国と変わらない。誰もが太った挙げ句に糖尿病を発症するわけではなく、やせていても油断は禁物だ。

 糖尿病には遺伝的素因が強い1型糖尿病と、いわゆる生活習慣病としての2型糖尿病があるが、2型にも遺伝的素因がかかわっていて、そもそも日本人全体の4割が糖尿病になりやすい体質を持っている。素因が強い人はやせていても発症する。

詳細は、「なぜ日本人には『やせの糖尿病』」が多いのか?」へ。

ダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる

ホント

 2013年、フランスの研究者らが、14年間、約6万6000人のフランス人女性の飲み物の習慣を調査した結果を報告。これによるとカロリーのある糖類使用の飲み物も、ダイエット飲料も、ともに糖尿病のリスクを増やすことが分かった。

 驚くのは、ダイエット飲料を1週間に500ml飲んだ人たちは、カロリーのある糖類使用の飲み物を1週間に500ml飲んだ人たちより、糖尿病のリスクが15%も高くなったこと。さらに、ダイエット飲料を1週間に1.5L飲んでいる人たちは、カロリーのある糖類使用の飲み物を1週間に1.5L飲んだ人たちより、59%も糖尿病のリスクが増えた。

 日本からも、2013年、富山県の工場で働く2037人の男性(平均年齢46.2歳)を7年間追跡調査した結果が報告され、ダイエット炭酸飲料を週に1本以上飲む男性は、めったに飲まない男性に比べ、2型糖尿病を発症するリスクが1.7倍になったとしている。

詳細は、「ダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!?」へ。

糖尿病や糖尿病予備軍の人が摂るべきは、魚より肉

ウソ

 肉よりも魚をしっかりとったほうがいいのには、わけがある。魚類に特別多く含まれている、総n-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)には、インスリンの働きをよくするホルモン、アディポネクチンを増やして血糖を下げる作用が認められているのだ。PUFAやEPA、DHAは、サバやサンマなどのいわゆる青魚だけでなく、マダイやサケ、マスなどにも比較的多く含まれている。

詳細は、「糖尿病食は健康食、血糖値を上げない秘訣は『量』と『順番』」へ。

睡眠時無呼吸症群になると、糖尿病を発症・悪化させやすくなる

ホント

 睡眠時無呼吸症候群になると、眠りが浅くなり、翌日、激しい眠気に襲われるだけでなく、頭がずっと起きている状態が続くため交感神経、副交感神経のバランスが崩れる。その結果、本来、昼間に出るホルモンが夜間にも出て、夜間や早朝に血圧が高くなったり、薬に反応しづらいタイプの高血圧症になる。それに加え、血糖を下げるための「インスリン」というホルモンが出ても効かなくなる「インスリン抵抗性」が出現し、糖尿病を発症・悪化させるなど、さまざまな弊害がある。

詳細は、「いびきと眠気だけじゃなかった!睡眠時無呼吸症候群の弊害」へ。

透析治療に至る原因のトップは「糖尿病性腎症」だ

ホント

 糖尿病からすぐ腎臓病を併発するわけではないが、治療せずに放置しておくと10~15年で腎臓にも影響が出てくる。糖尿病から腎臓病を併発させないようにするには、まずは早くから血糖値を下げる治療を始めることが必要。それに加え、「塩分のとりすぎ」を控え、さらに「肥満」を運動で改善する努力が必要である。

 食事では、家族全員で「塩分控えめ」を実践すること。新鮮な旬の食材を使う、風味づけをする、香ばしくなる調理方法を実践する、だしを濃くして調味料を減らす、調味料は「かける」より「つける」、漬物・汁物・加工食品は控える、などを心がけるといい。また、腎機能が低下していない場合は、生野菜を多くとるようにしよう。

詳細は、「透析治療患者30万人超、最大要因『糖尿病性腎症』とは」へ。

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