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60歳以降も働くことへの不安、1位は体力?雇用先?

多くの人が仕事探しより自分自身のことを心配している

 鈴木 英子=ニューズフロント

 現在の健康状態について、身体で気になることを挙げてもらったところ、70代は「足の筋力の低下」「握力の低下」「腕の筋力の低下」が40代を大きく上回り、他のいずれの年代より高かった。60代も「足の筋力の低下」と「握力の低下」が40代と比べ高い値を示した。一方、40代は「疲労感、疲れやすい」との回答が群を抜いて高かった(図3)。

図3◎ 身体で気になること(年代別)
身体で気になること(年代別)
[画像のクリックで拡大表示]

 60代や70代は、筋力の低下などからロコモティブシンドロームになりやすい状態が懸念されるが、実際「5年前と比べて身体に起きていること」を尋ねた設問では、「足腰が弱い」が4割を超えたほか、「つまずくことが多い」「片足立ちで靴下がはけない」において3割を上回った。

 桜美林大学の加齢・発達研究所所長で大学院教授の鈴木隆雄氏は、身体のこうした状態について、「寝たきりになりやすい転倒の最も危険なサイン」と注意を促している。超高齢社会において、高齢者の人材活用は重要なテーマの1つだが、高齢者雇用を推進していく上で体力面の維持向上がカギになる。加齢に伴う体力低下は適切な対処と予防で軽減できるが、特に予防策について大きな課題があると、同氏は指摘している。

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