厚生労働省は、日本人の野菜摂取状況に関する分析結果をランキングにまとめ、発表した。それによると、日本人が最も多く(重量)食べている野菜は「だいこん」だった(図1)。
同ランキングは、2012年の「国民健康・栄養調査」のデータをもとに、1歳以上の男女3万2228人が摂取した野菜の量を解析したもの。なお国民健康・栄養調査は11月のある1日の摂取量を対象としており、通年の食生活状況を反映するものではない。また、ジュース類や加工品の量は含まない。
だいこんは、1日当たりの摂取量が1人平均33.8gだった。2位は「たまねぎ」(平均摂取量は31.6g)、3位は「キャベツ」(同26.9g)となった。以下「白菜」(同21.3g)、「にんじん」(同20.4g)、「ほうれん草」(同14.3g)、「トマト」(同13.0g)、「きゅうり」(同9.3g)、「かぼちゃ」(同8.6g)、「レタス」(同8.3g)と続く。
にんじん嫌いはもう古い?
摂取者数別で見ると、最も多くの人が食べている野菜は「にんじん」(食べている人の割合は77.3%)だった。次いで「たまねぎ」(同64.6%)、「だいこん」(同50.6%)、「キャベツ」(同45.9%)、「根深ねぎ」(同38.0%)の順となった。
厚労省は、同ランキングを参考に、自身の食生活を振り返り、いろいろな野菜を組み合わせて「毎日プラス1皿の野菜」(70~80g程度)を実践するよう呼びかけている。