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【PR】「老後に必要なのは“お金”よりも“筋肉”」ドクターが勧める新・腸活

「老後資金2000万円」が話題になっているが、その資金には医療費や介護費も含まれる。いつまでも健康で自立して生活し続けるために必要なこととは? 高齢者医療に詳しい消化器外科医を取材した。

健康長寿のカギは、筋肉量と便通改善

「日本人の平均寿命が80歳を超えている現在、注目されているのが健康寿命です。健康寿命とは介護や人の助けを借りずに日常を送ることができる期間のこと。例えば健康寿命が71歳で平均寿命が80歳の場合、その差の9年間のうちに、寝たきり状態になる可能性もあります。いつまでも元気で過ごすためには、健康寿命を延ばさなければなりません」

 そう語るのは、高齢者医療にも造詣が深い、悦伝会目白第二病院 副院長の水野英彰医師だ。高齢者の虚弱状態を「フレイル」といい、日本では65歳以上の10人に1人はフレイルであるといわれている。そんなフレイル対策において重要なのは筋肉の維持だという。

「フレイルが進行すると活動力が落ちるとともに、食欲もなくなり、低栄養状態になってしまいます。当然、筋肉量が減り、身体機能にも影響します。腸内環境の乱れによる慢性的な便秘は、そんなフレイルの予防に影響する可能性があります。筋肉量を減らさない手段として、ウオーキングやスイミングなどの定期的な運動や栄養バランスの取れた食事は大切ですが、便通改善にも取り組まなくてはなりません」(以下「」内全て水野氏)

平均寿命と健康寿命の差
健康寿命は延びているが、平均寿命との差は縮まっていない。

和式トイレでの“12秒”が理想の排便

 便秘は女性特有の症状と思われがちだが、加齢とともに男性の有訴者率がアップ。80歳以上になると、男性の方が高くなり、フレイルの比率とも重なってくる。東京都西多摩保健所が中心となって立ち上げられた「高齢者の食のフレイル対策委員」にも名を連ねる水野医師は、2019年5月から目白第二病院内に「栄養サポート・便秘外来」をスタート。患者一人ひとりの健康状態や食生活を細かく分析し、便通改善・栄養管理のアドバイスを行っている。

「体組成計での計測や患者さんの健康診断結果などを基に分析していきますが、脱水状態になると便が固まりやすくなってしまうため、水分量のチェックは特に重視しています。また、腸を刺激するストレッチや腹筋法などもアドバイス。体を動かすことが難しい方には、背中を温め、おなかをマッサージすることをお勧めしています。

 ところで、便通に良いとされる排便体位はご存じでしょうか。ベストな姿勢はおなかが圧迫され、直腸がまっすぐ伸びて肛門角が自然に開く35度の角度。ちょうど和式トイレでしゃがんでいる状態が、より自然により快適に排便できるといわれています。排便体位をサポートする台座も一般販売されていますが、排便時に足を上げて角度を調整してもよいでしょう」

 水野医師によると、脱ぷんにかかる時間が便秘の判断基準の一つになるという。哺乳類が1回の排便にかける時間は約12秒であるという報告がある。経験的に人も12秒くらいであれば快適な排便となるそうだ。

「力まずスムーズに排便できる“12秒”へコントロールすることが便通改善の目標となりますが、加齢とともに積み重なるストレスや食生活の乱れなどにより、腸内フローラのバランスが崩れがちです。さらに、最近は夜遅くまでのスマホ操作によって引き起こされる体内時計のズレも便秘傾向になる可能性の一つに。腸内環境をサポートする栄養素をしっかり取って12秒へ近づけていきたいですね」

高齢者の10人に1人は便秘
65歳を超えると男性の有訴者率が急上昇。
悦伝会目白第二病院 副院長 水野英彰氏
1998年杏林大学医学部卒業、同第一外科入局。河北総合病院、杏林大学第一外科を経て、2006年目白第二病院勤務。2014年同院副院長に就任、現在に至る。専門は外科・消化器科。

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