シニアの食と栄養に関するオピニオンリーダーを対象にしたアンケート調査の結果によると、シニアはもっと積極的にたんぱく質を摂取しなければならないという。食と栄養に関する様々な情報を発信する「アクティブシニア『食と栄養』研究会」が発表した。
同研究会は、管理栄養士、栄養士、医師、看護師、薬剤師、介護士、研究者等の職に就いている人、および高齢者の健康寿命の延伸とクオリティ・オブ・ライフ(QOL)向上のための社会活動を行っている人を「プロシューマ」と呼び、プロシューマの調査などを通じて健やかで豊かなアクティブシニアライフのサポートを目指した活動を行っている。
シニアに不足している栄養素は「たんぱく質」
今回、20~70代の男女プロシューマ会員118人を対象に、2016年2月1日~16日に実施したアンケート調査の結果を集計し、まとめた。
シニアの健康維持に必要であるにもかかわらず、不足していると思う栄養素や機能性成分を尋ねたところ、「たんぱく質」(102人)との回答が群を抜いて多かった。次いで、「ビタミン」と「ミネラル」(いずれも65人)、「食物繊維」(50人)が続いた(図1)。
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