日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > トピックス  > むくみを感じている女性の6人に1人は「隠れ下肢静脈瘤」!?  > 2ページ
印刷

トピックス

むくみを感じている女性の6人に1人は「隠れ下肢静脈瘤」!?

 塚越小枝子=フリーライター

むくみ自覚者の6~7人に1人は「隠れ下肢静脈瘤」の疑い

 20~49歳の日常的にむくみを感じている女性1万2848人を対象に行われた「隠れ下肢静脈瘤」に関する実態調査では、下肢静脈瘤の典型的な4つの症状(下の表)のうち、2つ以上に当てはまると「隠れ下肢静脈瘤」の可能性があるとした。

【表】隠れ下肢静脈瘤チェックリスト
脚のむくみに左右差がある
膝下から足首までの肌、特にくるぶし周辺の肌が黒ずんでいる(うちみ、角質を除く)
脚に、しつこいかゆみまたは湿疹が出ることがある(水虫除く)
脚がつることがある
20代でも隠れ下肢静脈瘤は16.4%もいた。
[画像のクリックで拡大表示]

 調査の結果、むくみを訴える6~7人に1人(15.2%)に「隠れ下肢静脈瘤」の疑いがあることが分かった。年代別に見ると20代にも「隠れ下肢静脈瘤」の疑われる割合が少なからずいた。

 「生活習慣次第で、若くても下肢静脈瘤の可能性は十分に考えられます。若いうちから悪化させない早めのケアが必要です」(長江氏)


「隠れ下肢静脈瘤」はむくみ症状も強く出る

 「隠れ下肢静脈瘤」群は、脚のむくみを毎日感じている人の割合が4割以上で、一般的なむくみを感じている人の約1.5倍も自覚していた。また、朝起きたときに脚のむくみがとれていない頻度も約2倍と、むくみ症状も強く出ることがわかった。

隠れ下肢静脈瘤の人は、一般的なむくみを感じる人に比べむくみを自覚している人が約1.5倍いた。
[画像のクリックで拡大表示]

 また、 「隠れ下肢静脈瘤」群には、脚の見た目に関わる“肌の色”や“血管が目立つ”、“ふくらはぎの形”のコンプレックスや悩みの傾向も強く見られた。

 「血管が目立つという自覚がある人は、“隠れ”ではなく初期の下肢静脈瘤の疑いもあります。また、血流が悪くなり老廃物の回収が進まないと皮膚症状が現れる可能性があります」(長江氏)

 さらに、「隠れ下肢静脈瘤」の人は一般的なむくみの人に比べて肌がつっぱって硬くなる人が約2.8倍、足首のむくみが気になる人が約2倍と、下肢静脈瘤の典型的な症状に関しても大きな差が見られた。特に“脚のかゆみ”を感じる人は約10倍だった。

 「実際、患者さんの多くは脚にかゆみを感じ、症状が進むと色素沈着などの皮膚症状が起こります。足首のむくみも訴えますが、血管が浮き出ないため放置され、下肢静脈の機能低下とはなかなか気づかない人が多いです」(長江氏)

 「隠れ下肢静脈瘤」の人にはこのほか、冷えや骨盤のゆがみ、頭痛、腰痛、便秘といった脚以外の不調も強く見られ、血液循環やリンパの流れの悪化との関連が疑われるという。

女性のほうが「隠れ下肢静脈瘤」になりやすい

 長江氏によると、男性よりも女性のほうが「隠れ下肢静脈瘤」になりやすい傾向があるという。女性は筋肉量が少なく、筋ポンプ作用がはたらきにくいためだ。また、女性ホルモンの影響で月経中は血管が広がり尿の量も減るため、体に水分がたまりやすくなる。妊娠・出産もリスクになる。

 そのほか、加齢により静脈機能は低下するうえ、長時間の立ち仕事・デスクワークも脚に重力がかかりっぱなしになり、筋肉疲労によって血液を心臓に戻す力が低下するため「隠れ下肢静脈瘤」になりやすい。腹圧がかかると弁に影響するため、痔や便秘のある人も要注意だ。

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 宴会で「尿酸値・血糖値・中性脂肪」を上げない賢い飲み方

    年末年始や年度の変わり目など、宴会が増える季節に、楽しくお酒を飲みながらふと頭をよぎるのが、「体重の増加」と「気になる検査値への影響」ではないだろうか。暴飲暴食が続くとさまざまな検査値に影響が及ぶ。今回は、働き盛りの世代に身近な「尿酸値」「血糖値」「中性脂肪」を上げないための、宴会での上手な飲み方・食べ方のコツをまとめた。

  • 青魚のDHAやEPAで、血管を若返らせて、メタボも抑制!

    サバ、イワシなどの「青魚」の健康効果が注目されている。青魚にたっぷり含まれるDHAやEPAは、血管を若返らせ、メタボを抑制したり、認知症のリスクを下げる効果も期待できる。手軽に食べられる「サバ缶」や「イワシ缶」も人気で、カルシウムもしっかりとれるため、骨粗鬆症の予防にもなる。

  • 老化を左右する血管! 若返りのポイントは?

    体の中に縦横無尽に張り巡らされた「血管」をよい状態に保つことは、健康を維持するため、そして老化を防ぐために極めて重要だ。では、強い血管をキープし、老化した血管を若返らせるには、何をすればいいのだろうか。本特集では、2万例を超える心臓・血管手術を手がけてきたスペシャリストに、血管の若さを維持する秘訣と、血管を強くする運動法・食事法を聞いていく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

人生100年時代プロジェクト

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.