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関空の「はしか」集団感染者、10人増え26人に

「ジャスティン・ビーバー」コンサート来場者、新たに2人発症

 内山郁子=日経Gooday

麻疹ウイルスの感染力はインフルエンザの比ではない。(©Cynthia Goldsmith)

 関西国際空港の勤務者の間で起こった麻疹(ましん)の集団感染について、大阪府は9月1日、同日現在の検査陽性者数が、前日(8月31日)10時時点から10人増えて26人となったことを発表した。

 「はしか」とも呼ばれる麻疹は、ウイルス性の感染症で、感染力が極めて強いことが知られる。潜伏期間は長くても2週間程度とされるため、関西国際空港を運営する関西エアポートは、8月18日以降に関西国際空港を利用した人に対し、熱や発疹など麻疹が疑われる症状が表れた場合は医療機関に相談するよう呼びかけている。

幕張のコンサートに来場した患者と同じ型のウイルスを確認

 厚生労働省によると、8月14日に幕張で開催されたジャスティン・ビーバーさんのコンサートに来場し、19日に麻疹であることが分かった19歳の男性も、関西国際空港内で麻疹にかかったとみられるという。男性は、今回の集団感染で確認されたのと同じ型(H1型)の麻疹ウイルスに感染しており、7月下旬に関西国際空港を利用した。同時期の空港利用者ではほかに4人が麻疹を発症しており、全員からH1型の麻疹ウイルスが確認されたという。

 なお、8月31日に開催された厚生労働省の「麻しん排除認定会議」(座長:川崎市健康安全研究所所長・岡部信彦氏)では、8月14日のコンサート来場者のうち、2人が麻疹を発症したことが報告された。ウイルス型はまだ同定されておらず、19歳男性から感染したものか否かは不明だという。

 麻疹ワクチンを接種していないなど、麻疹に免疫のない人が麻疹ウイルスに感染すると、ほぼ100%が発症する。麻疹ワクチンは小児科のほか病院のワクチン外来や海外渡航者外来などで取り扱っており、麻疹ワクチンを受けられる医療機関は、厚生労働省検疫所のウェブサイト「予防接種実施機関」で検索できる

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・たった1人のはしか患者から大流行が起きる理由(2016/8/30)
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