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アイセイ薬局、症状から医療機関を探すアプリを公開

疑われる疾患や位置情報から、受診に適した医療機関を絞り込む

 内海 真希=日経ドラッグインフォメーション

 全国に304軒の保険薬局を展開するアイセイ薬局(本社:東京都千代田区)は2015年8月25日、ユーザーの自覚症状から疑われる疾患を絞り込み、位置情報と掛け合わせて受診に適した診療科や医療機関を提案するiPhone向けの無料アプリ「Search Dr.」(サーチドクター)の提供を開始した。「気になる症状があるが、どの診療科を受診すればよいか分からない」「出張先や旅行先などで病気になったが、どこに医療機関があるか分からない」などといった一般消費者のニーズに応えるのが狙い。

 Search Dr.の主な機能は、症状から疾患を絞り込む機能と、診療科や現在地などから医療機関を検索する機能の2つ。症状から疾患を絞り込む機能では、年齢、性別、気になる部位と症状に関して、表示される選択肢から該当するものを選んでいくと、受診に適した診療科と、疑いのある疾患がリストアップされる。テレメディカが開発した、専門医の医学的監修に基づく症候判定のための人工知能プログラム「パソノEXエンジン」を使用しており、データベースには1336疾患48診療科目が登録されている。

 一方、医療機関の検索機能では、GPSによる現在地情報のほか、住所、駅・バス停の名称、診療時間などから、医療機関を絞り込める。医療機関データベースとして採用しているTPEC社の「メフィックス」には、全国16万軒の医療機関(自由診療の医療機関を含む)が登録されている。

 アイセイ薬局はSearch Dr.を開発した経緯として、一般消費者の間に「専門的な治療は大病院しかできない」「町の診療所では手術はしてもらえない」といった偏見や誤解があると指摘。その上で、「薬局がプライマリケアの窓口として、地域住民から健康に関する相談を受け、解決策の提案や最適な医療機関への紹介を担うことが期待されている。24時間365日、人によるトリアージ体制を全国で整えることは容易ではないため、まずは全国どこでも平等にサポートを受けられる方法として、無料のスマートフォンアプリとしてサービスを提供するに至った」と説明している。

 Search Dr.の対応OSはiOS7.0以降で、App Storeで入手可能。同社は初年度の目標ダウンロード数として10万ダウンロードを見込んでいる。なお、「Android版提供の予定はない」(同社)としている。

写真◎ 「Search Dr.」使用時の画面例
年齢、性別、気になる部位、症状を選択していくと、疑いのある疾患と診療科目を表示。現在地や最寄駅など位置情報を掛け合わせ、受診に適した医療機関をリストアップする。
[画像のクリックで拡大表示]
この記事は、日経ドラッグインフォメーションからの転載です。
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