ドコモ・ヘルスケアは、同社の健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」に蓄積されたデータをもとに調査・分析(調査期間:2014年8月1日~2015年7月31日)を実施し、その結果から、睡眠時間が短いと太りやすい傾向があることを発表した。
WMは、リストバンド型活動量計「ムーヴバンド2」が計測した歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠時間、睡眠状態などのライフログを分析・予測するサービス。ムーヴバンド2を利用している10代~80代の男女約1800人分のデータのうち、入眠時間および起床時間から算出した睡眠時間と、身長および体重データから算出したBMI値に着目し、その相関関係を調べた。
男性は睡眠時間が平均6時間以上8時間未満でBMI値が25.2と最も低く、女性は睡眠時間が平均7時間以上8時間未満の人でBMI値が22.6と最も低い。これより短い睡眠時間の場合、男女ともBMI値がより高くなる傾向が見られ、睡眠時間が平均3時間以上4時間未満では男性のBMI値は27.7、女性は26.2に上昇する(図1)。
ちなみに、日本肥満学会の定めた肥満に関するBMI値基準では、BMI値が18.5未満は「痩せ型」、18.5以上25未満は「普通」、25以上は「肥満」としている。
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