ネット調査会社のマーシュは、週に1日以上、健康食品を摂取している30代~60代の男女320人を対象に実施した、健康食品に関する調査(調査期間:2015年7月9日~14日)の結果を発表した。それによると、普段、自分自身で購入して摂取している健康食品は「サプリメント」(83.4%)が圧倒的に多く、次いで「栄養ドリンク」と「お茶(健康茶、ダイエット茶など)」(いずれも26.9%)が続いた。
性年代別にみると、「栄養ドリンク」は男性30代(45.0%)で特に多く、「お茶」は男女ともに30代の割合(男性35.0%、女性40.0%)が高い(図1)。
健康食品を取る目的は「健康維持」が最も多く
健康食品を摂取している目的を聞くと、「栄養ドリンク」と「バランス栄養食品」を除く7項目すべて(「サプリメント」「お茶」など)で、「健康維持」が1位に挙げられた。「栄養ドリンク」では「疲労回復」を目的にする人が8割以上を占め、「バランス栄養食品」では「栄養補給」と「食事の代用」が2大目的となっている。
特定保健用食品(トクホ)について尋ねると、3カ月以内の摂取が最も多かったのは「お茶」(33.8%)だった。次いで「お茶以外の清涼飲料(青汁、トクホ炭酸飲料など)」(20.3%)、「サプリメント」(18.4%)が続いた。性年代別で見ると、男性30代は「お茶」「お茶以外の清涼飲料」に続き「栄養ドリンク」が多く、飲料でのトクホ摂取が頻繁である様子がうかがえる(図2)。
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