下の世代で、「親や祖父母が近年、目が悪くなった、以前より見えにくくなったと思う」(「そう思う」と「ややそう思う」の合計)という人は41.9%にとどまり(図4)、本人世代の約8割は目が悪くなった自覚がある中で、下の世代にあまり伝わっていない。
本人世代の半数(50.6%)は、目が悪くなったと感じた際に、下の世代に「機会があれば伝える」としているものの、「必ず伝える」は約2割(23.8%)のみで、6人に1人(16.3%)は「伝えない」と答えた。
目の健康のために行っていること、3割が「特にない」
目の健康のために実施していることは、「特にない」(29.2%)との回答が最も多く、次いで「気になる症状があったら、すぐに眼科に行く」(29.0%)、「定期的に眼科で検診を受けている」(24.8%)が続いた(図5)。また、「家族と、見え方についてコミュニケーションをとっている」はわずか4.1%だった。
回答者全体の半数(50.9%)は、アイコンタクトによるコミュニケーションを大切だと感じた経験があり、具体的には「自動車や自転車に乗っていて、目と目でお互い認識していると感じられるので、事故を未然に防げる」(50代男性)、「怪しい電話がかかってきた時に、家族にアイコンタクトで知らせた」(70代女性)といった意見が寄せられた。
