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暑さが和らいでも危険!運動時の熱中症

「猛暑日ではないから大丈夫」といった油断は禁物

 塚越小枝子=フリーライター

「こまめな水分補給」が予防のポイント

 運動中の熱中症を防ぐためには、「知識をもって脱水を起こしやすい環境かどうか判断すること」に加え、「適切な水分補給を行うこと」も心がけたい。

 「熱中症を起こしやすい環境条件」にも示したように、気温だけが問題ではなく、さほど気温が高くないときでも湿度が高ければ、汗が蒸発しにくいため熱中症は起こる。環境に応じてどのように運動したらよいかを判断する指標としては、WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature=湿球黒球温度)が目安になる(図3)。これは、人体の熱の産生・放散に影響の大きい、湿度・輻射熱・気温の3つを取り入れた指標で「暑さ指数」とも呼ばれる。

 WBGTをリアルタイムに表示しているインターネットのサイトやスマートフォンのアプリなどもあるので、こうした情報を活用しよう。その日の体調や技術・体力も含めて総合的に判断し、無理をしないことも大切だ。

【図3】猛暑でなくとも条件次第で熱中症は起こり得る
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、数値が上がると熱中症になりやすい。現場ではWBGTが測定できない場合もあり、WBGTにおよそ対応する湿球温度、乾球温度(いわゆる気温)も示した。乾球温度を用いる場合は湿度に注意し、湿度が高ければ1ランク厳しい環境条件の運動指針を適用する。(日本体育協会 スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブックより改編)
[画像のクリックで拡大表示]

 また、運動中は汗をかくことによってどんどん体から水分が失われるため、熱中症予防のためには、過度の脱水にならないように汗の量に見合った水分を補う必要がある。発汗による体重減少が体重の2%以上になると、体温や心拍数が増加し、運動パフォーマンスも低下してしまう。ただし、決められた量の水を無理に飲み続けると「低ナトリウム血症(水中毒)」の危険性も高まる。のどの渇きに応じてこまめに補給することで、適量が補給でき、脱水量を2%以内に抑えることができる。

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