日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > トピックス  > 暑さが和らいでも危険!運動時の熱中症  > 4ページ
印刷

トピックス

暑さが和らいでも危険!運動時の熱中症

「猛暑日ではないから大丈夫」といった油断は禁物

 塚越小枝子=フリーライター

「こまめな水分補給」が予防のポイント

 運動中の熱中症を防ぐためには、「知識をもって脱水を起こしやすい環境かどうか判断すること」に加え、「適切な水分補給を行うこと」も心がけたい。

 「熱中症を起こしやすい環境条件」にも示したように、気温だけが問題ではなく、さほど気温が高くないときでも湿度が高ければ、汗が蒸発しにくいため熱中症は起こる。環境に応じてどのように運動したらよいかを判断する指標としては、WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature=湿球黒球温度)が目安になる(図3)。これは、人体の熱の産生・放散に影響の大きい、湿度・輻射熱・気温の3つを取り入れた指標で「暑さ指数」とも呼ばれる。

 WBGTをリアルタイムに表示しているインターネットのサイトやスマートフォンのアプリなどもあるので、こうした情報を活用しよう。その日の体調や技術・体力も含めて総合的に判断し、無理をしないことも大切だ。

【図3】猛暑でなくとも条件次第で熱中症は起こり得る
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、数値が上がると熱中症になりやすい。現場ではWBGTが測定できない場合もあり、WBGTにおよそ対応する湿球温度、乾球温度(いわゆる気温)も示した。乾球温度を用いる場合は湿度に注意し、湿度が高ければ1ランク厳しい環境条件の運動指針を適用する。(日本体育協会 スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブックより改編)
[画像のクリックで拡大表示]

 また、運動中は汗をかくことによってどんどん体から水分が失われるため、熱中症予防のためには、過度の脱水にならないように汗の量に見合った水分を補う必要がある。発汗による体重減少が体重の2%以上になると、体温や心拍数が増加し、運動パフォーマンスも低下してしまう。ただし、決められた量の水を無理に飲み続けると「低ナトリウム血症(水中毒)」の危険性も高まる。のどの渇きに応じてこまめに補給することで、適量が補給でき、脱水量を2%以内に抑えることができる。

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 青魚のDHAやEPAで、血管を若返らせて、メタボも抑制!

    サバ、イワシなどの「青魚」の健康効果が注目されている。青魚にたっぷり含まれるDHAやEPAは、血管を若返らせ、メタボを抑制したり、認知症のリスクを下げる効果も期待できる。手軽に食べられる「サバ缶」や「イワシ缶」も人気で、カルシウムもしっかりとれるため、骨粗鬆症の予防にもなる。

  • 老化を左右する血管! 若返りのポイントは?

    体の中に縦横無尽に張り巡らされた「血管」をよい状態に保つことは、健康を維持するため、そして老化を防ぐために極めて重要だ。では、強い血管をキープし、老化した血管を若返らせるには、何をすればいいのだろうか。本特集では、2万例を超える心臓・血管手術を手がけてきたスペシャリストに、血管の若さを維持する秘訣と、血管を強くする運動法・食事法を聞いていく。

  • つらい「肩こり」は動的ストレッチで解消!

    肩こりの原因の大半は、生活習慣。すなわち、不自然な姿勢で過ごすことや、たとえ良い姿勢であっても長時間続けてしまうことが、首や背中の筋肉を緊張させ、筋疲労を引き起こす。この記事では、肩こりに関する記事の中から重要ポイントをピックアップして、肩こりの解消方法をコンパクトに紹介していく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.