日本リサーチセンターは、ブラジル・リオデジャネイロ開催の第31回オリンピック大会およびパラリンピック大会に関する調査結果を発表した。それによると、パラリンピック競技に対する関心度や認知度はまだ低いが、中にはオリンピック競技より関心を集めているものもあり、今後パラリンピック競技全体の関心が高まることが期待される。
8月22日に幕を下ろしたリオデジャネイロオリンピックで、日本は金メダル12、銀メダル8、銅メダル21との結果になった。9月7日にはパラリンピックが開幕する。
全国の15~79歳の男女1200人にアンケート調査(調査期間:2016年7月6日~18日)を実施したところ、リオオリンピックの28競技と開会式および閉会式のうち、視聴意向が最も高いのは「体操」(54%)。次いで「水泳」(52%)、「陸上競技」(49%)、「開会式」(48%)が続いた(図1)。
約5割が開会式を見たいと思う一方、「閉会式」の視聴意向は3割(30%)にとどまった。また16%が「いずれもなし」と答え、6人中1人以上はオリンピック観戦に興味がない。
リオパラリンピックについて22競技のうち知っているものを聞くと、「車いすバスケットボール」(61%)の認知度が最も高く、「陸上競技」(58%)、「車いすテニス」(54%)、「水泳」(47%)と続いた(図2)。
一方で17%が「いずれもなし」と回答し、約2割がリオパラリンピックの競技を全く知らなかった。
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