大阪府の健康医療部は、大阪府民の食への意識と行動を中心とした「大阪版健康・栄養調査」の結果(速報)を公表した。大阪を中心に広がっている「お好み焼き+ごはん」のほか、「うどん+かやくごはん」「ラーメン+チャーハン」「パスタ+パン」のように主食を2種類同時に食べる“主食の重ね食べ”について調べると、男女とも4人に1人以上が1日1回、主食の重ね食べをしていることがわかった。
高齢ほど主食の重ね食べ率は高い
調査は、大阪府内1564世帯を対象に2015年11月~12月に実施し、18歳以上の男女1858人から得た回答を集計した(図1)。それによると、男性の6割以上(61.5%)、女性の約半数(47.1%)が週1食以上、主食の重ね食べをしていた。また男性の26.8%、女性の26.0%は1日1食以上、主食の重ね食べをすると答えた。
世代別で見ると、1日1食以上の割合は65歳以上の男性が34.1%と最も多く、次いで65歳以上の女性が29.7%と高齢者がトップ2を占める(図2)。これに18~29歳の男性が28.9%で続いた。
- 次ページ
- 体格と重ね食べの頻度は?