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夏バテはこのフルーツで乗り切る!

新しい研究報告が続々!スーパーフルーツ「キウイ」の健康効果

 大塚千春=フリーライター

食物繊維や、ビタミンCをはじめとする栄養成分が豊富な果物キウイは、日常生活に取り入れやすい身近な「スーパーフルーツ」だ。今年4月には、ニュージーランドで「第1回 キウイフルーツの栄養および健康効果に関する国際シンポジウム」が開催され、栄養成分に留まらない様々な食品機能性が報告された。消化促進、便秘の改善や血糖値上昇の抑制など様々な食品機能性が認められるというキウイ。7月に開催された「キウイフルーツ・プレスセミナー」で、同シンポジウムに参加したキウイ研究の第一人者、駒沢女子大学人間健康学部学部長、西山一朗教授に最新の研究成果を含めたキウイの健康効果を聞いた。

キウイ1個で1日分のビタミンCが摂れる!

消化促進、便秘の改善、血糖値上昇の抑制、免疫力アップなど、キウイの様々な健康効果が明らかになってきている(©Mariusz Blach 123-rf)

 近年、「スーパーフード」と呼ばれる食品に注目が集まっている。スーパーフードとは、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品や、一部の栄養・健康成分を突出して含む食品を指すが、スーパーや食品店では手に入れにくいものも多い。そうした中で、実は1年中手に入れやすいある果物に「スーパー」な健康効果があるという。キウイだ。

 キウイといえば、まず、平均的な日本人の食生活に不足しているビタミンCが抜群に多いことで知られたフルーツ。その含有量は、フルーツだけでなく食品全体から見てもトップクラスだ。

 キウイは国内でも10種類以上が流通しているというが、一般に見られるキウイは、グリーンキウイ(ヘイワード種、緑肉種)、ゴールドキウイ(ホート16A種、黄肉種)、サンゴールドキウイ(ZESY002種、黄肉種)の3種。その中で、特にサンゴールドキウイには可食部100g当たりビタミンCが161mg含まれ(グリーンキウイは85mg、ゴールドは105mg)、ビタミンCが多いことで知られるいちご(62mg)やグレープフルーツ(36mg)に比べてもかなり多いことが分かる。成人日本人の1日のビタミンC摂取推奨量は100mg。キウイ1個当たりが約100gなので、1個で1日のビタミンC推奨量の約80~160%をカバーできるというわけだ(※1)。

 それだけでなくキウイは、日本人に不足している食物繊維、カリウムに加え、葉酸、ビタミンEなどもバランスよく含む。カリウムは高血圧など、葉酸やビタミンEは動脈硬化などの予防に有効といわれる栄養成分だ。特にグリーンキウイは食物繊維が多く、可食部100g当たり3.0gという値は、やはり食物繊維が多いことで知られるサツマイモ(皮むき生・2.2g)より多い。

 「キウイは生食するため、加熱調理によって壊れてしまったり煮汁に溶け出したりする栄養素も効率よく摂れる。1個当たり50~60kcalと低カロリーであり、1年中手軽に手に入るフルーツで、冷蔵庫で約1カ月持つなど保存性が高いのもメリットだ」とキウイ研究の第一人者、駒沢女子大学人間健康学部学部長・西山一朗教授は指摘する。

※1 キウイの食品成分データはNew Zealand FOODfiles 2014 Vesion01、その他の食物は文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)による。これは、キウイは品種によって大きく成分が異なる中、日本食品標準成分表ではキウイの品種が特定されていないことによる。

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