カゴメは、働き盛りのビジネスマンを対象に実施した野菜摂取に関する意識調査(調査期間:2016年5月24日、25日)の結果を発表した。それによると、実際には必要量の野菜を摂れていないのに、野菜をきちんと摂れていると勘違いしている野菜不足ビジネスマンが多いという。
野菜摂取の目標量は1日当たり350g
厚生労働省は成人1日当たりの野菜摂取量として350g以上を目標に掲げている。しかし同省の「国民健康・栄養調査」によると、直近5年間の成人の平均野菜摂取量は2010年が281.7g、2011年が277.4g、2012年が286.6g、2013年が283.1g、2014年が292.3gとほとんど変化がなく、目標量を大きく下回っている。
そこでカゴメは、特に野菜不足が危惧されている30~40代の全国の男性ビジネスパーソン1194人を対象にインターネットでアンケート調査を行った。普段の食生活において、野菜が足りていると思うか尋ねると、27%が「足りていると思う」と答えた(図1)。一方、50%は「足りていないと思う」と答え、2人に1人が野菜を摂れていないことを実感している。
野菜が足りていると思うと答えた317人に、実際に普段の食生活で野菜(きのこ類を除く野菜を主な材料とした料理)を1日平均で何皿食べているか聞くと、目標量である5皿(350g)以上摂れている人はわずか5%で、残りの95%は5皿の野菜を摂れていないことが分かった(図2)。
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