京樽がまとめた「夫婦仲と減塩に関する実態調査」(調査期間:2015年5月27日~28日)の結果によると、妻の4人に3人は減塩料理に関心があり、夫を大切に思っている人では減塩料理への関心率はさらに高まる。
20歳~59歳の既婚女性1000人に、家族の食事を用意する時に気を付けていることを聞いたところ、「栄養素が偏らないようにする」(56.4%)と「お金をかけ過ぎない」(53.4%)が特に多く、半数を超えた。次いで多かった回答は「塩分が多くなり過ぎない」(47.9%)だった(図1)。
年代別で見ると、年齢層が高いほど「塩分が多くなり過ぎない」ことを心がける割合は高まり、50歳代では過半数(55.2%)を占めた。
既婚女性の75.2%が「減塩料理に関心がある」と答え、夫婦仲に関する質問で「夫を大切にしている」と答えた人ではその割合は78.2%にのぼる。「夫を大切にしていない」と答えた人では62.5%にとどまった(図2)。
だしや香り、風味を生かした減塩テクニックが主流に
実行したことのある減塩テクニックは、「だしのうまみを活かす」(62.2%)が1位、「ネギやニンニクの風味で食欲を引き出す」(53.4%)が2位、「スパイスを利用して風味を付ける」(45.0%)が3位となった(図3)。
カロリーを抑えた料理を作るためのテクニックとしては、「鶏肉は皮をとって使う」(36.6%)、「肉は脂肪の少ないもも肉やヒレ肉を主に使う」(35.5%)、「油揚げ・がんもどきなどは油抜きをする」(34.2%)が上位に挙げられた。
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