日本調剤が実施した「夏バテ」や「熱中症」に対する意識調査(調査期間:2016年6月15日~17日)の結果によると、熱中症になったことがある人の4割以上が屋内で熱中症を経験しているという。
夏バテ対策、最も多いのは「温度管理」
全国の20~69歳の男女1000人に、夏バテしない体づくりのために心がけていることを尋ねると、「まめな水分補給」(47.5%)、「十分な睡眠」(46.6%)、「1日3食しっかり食べる」(37.4%)、「規則正しい生活」(34.9%)が上位に挙げられた。
夏バテ予防のために行っている対策は、「エアコンの設定温度に気をつける」(44.9%)が最も多く、「扇風機を使う」(33.0%)、「夏用の寝具を使う」(32.3%)、「外出時は日傘・帽子を使う」(32.1%)が続いた(図1)。
回答者のうち、今までに熱中症になったことがある人(「熱中症になったことがある」と「熱中症のような症状になったことがある」の合計)は28.0%だった(図2)。
性・年代別で見ると、熱中症経験者が最も多いのは女性20代(34.0%)、次いで男性30代(33.0%)、女性50代(31.0%)。一方「熱中症になったことがない」との回答は、男女とも60代(男性75.0%、女性73.0%)が他の年代より多い。
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