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熱中症予防のコツ 日よけは窓の内側ではなく外側に

熱中症を防ぐ住まい方

 伊藤和弘=ライター

 窓に直射日光が当たっている夏の日、エアコンをつけていてもあまり効果が感じられないと思ったことがある人は多いだろう。決して気のせいではない。室内のカーテンを閉じていても、窓枠やガラスが温められることで室内に熱が放射されて気温が上がるという。

 一方、窓の外にすだれやシェードを設置すると、窓にダイレクトに日光が当たらないため日射熱が入ってくるのを抑えられる。「さらにエアコンと扇風機を併用して体に風を当てると体感温度は大きく下がります」と松原さんは話す。

南だけでなく、東西の窓も要注意

 このように、室内に入ってくる日射熱を抑えるコツは「窓の外」に日よけを使うことだ。同じブラインドを使った場合でも、窓の内側に設置したときは約半分の熱が室内に入ってくるが、窓の外側に設置すれば室内に入る熱は2割程度に抑えられる(図1)。

同じブラインドでも、窓の内側に設置した場合は約半分の熱が室内に入ってくるが、窓の外側に設置すれば室内に入る熱は2割程度に抑えられる(浦野良美編著『5704 安心して住めるヘルシーハウジング POD版』〔森北出版、2011年発行〕の図3.8を基に編集部で改変)
[画像のクリックで拡大表示]

 なお、ベランダにすだれやシェードを使うときは、窓と平行につり下げるよりも、テントのようにベランダ全体を覆う形がいい(図2)。直射日光をさえぎって日陰にすることによって「ベランダの気温が低くなり、さらに室内に入ってくる熱も少なくなります」と松原さん。

すだれやシェードは、窓と平行につり下げる(左)よりも、ベランダ全体を覆う形(右)がいい。ベランダの気温・表面温度が低くなることで、室内に入ってくる熱も少なくなる(松原斎樹さん提供資料を基に作成)
[画像のクリックで拡大表示]

 一戸建てで庭がある場合、芝生を植えるのもいい方法だ。アスファルトや土に比べて地面からの照り返しが少なくなり、屋内に入ってくる熱が減る。

 もう一つ、注目したいポイントは「窓の方角」だ。

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