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夏の脳卒中は「血管ストレッチ」で予防しよう

 伊藤和弘=ライター

不整脈には要注意

 最近、脳卒中の原因として注目が高まっているのが「心房細動」という不整脈だ。心房細動とは、心臓の心房という部分がけいれんすること。心房内の血液の流れがよどみ血栓ができやすくなり、脳梗塞のリスクが高くなる。心房細動は重症の脳梗塞を起こしやすい。つまり死亡率や大きな後遺症が残る可能性が高いわけだ。

 心房がけいれんするため脈が不規則になり、動悸(どうき)や胸の苦しさなどを感じることも多いが、「約半数は自覚症状がない」と木村さん。なかなか気づきにくいので、50歳を過ぎたら自分で脈をチェックする(検脈)習慣を持つことが大切になるという(下カコミ参照)。

 脈が不規則なら心房細動かもしれない。その場合は医師に相談し、心電図検査を受けよう。心房細動と診断されたら、血液を固まりにくくする薬を飲むことで脳梗塞のリスクを低くできる。

 「運動、食事、禁煙、そして検脈。最後に薬。日本脳卒中協会では川柳形式の『脳卒中予防十か条』というものを作っています。脳卒中は予防できる。自分の健康は自分で管理することを心がけ、脳卒中を防ぎましょう」(木村さん)

正常な心臓(左)では、洞結節から規則正しく送られる信号が心房に伝わり収縮する。さらに、心房から房室結節に伝わり、左右の心室に伝えられ、心室が収縮する。ところが、異常な信号が心房付近で起こると、心房が小刻みに震えて不整脈になる(右)。原図=123RF

「検脈」のやり方

写真=123RF

1

人さし指、中指、薬指の3本を親指の付け根の骨の内側に当て、脈を感じる所を探す。

2

15秒ほど脈を測り、間隔が規則正しいことを確かめる。

3

「不規則かな?」と思ったら、さらに1~2分続けてみる。

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