生活者の意識・実態調査を手がけるトレンド総研は、20歳代~50歳代の男女500人を対象に実施した「消費者の食品・飲料の購入動向」に関する調査(調査期間:2015年4月21日~22日)の結果を発表した。それによると、店頭で食品・飲料を購入する際に、パッケージなどに表示されている成分の種類や量がきっかけとなって商品を購入した経験がある人は71%に上った(図1)。
成分を見て食品・飲料を購入するのはどんなときか尋ねると、最も多い回答は「普段からの習慣として」(50%)だった。次いで「疲労感があるとき」(34%)、「(食事の)栄養バランスが偏っていると感じたとき」(31%)が続き、成分の働きに期待して購入している様子がうかがえる。特に女性はその傾向が強く、「栄養バランスが偏っていると感じたとき」(36%)、「肌の調子がすぐれないとき」(19%)では男性の回答率(それぞれ24%と5%)を大きく上回った。
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