4割が「具体的な熱中症対策はしていない」
キリンビバレッジは、全国の10歳代―60歳代の男女4966人を対象に、熱中症対策の意識調査を実施した。その結果によると、8割以上(83.0%)が熱中症対策の必要性を感じている一方で、4割以上(41.7%)が具体的な対策をしていない。また、熱中症対策をしている人でも、塩分摂取の意識が依然低いことが分かった。
熱中症対策をしているかとの問いに対し、「対策をしている(こまめな水分補給・適切な室温調整・塩分を意識的に摂取など)」と答えた割合は58.3%、「対策の必要性は感じているが対策はしていない」は24.7%、「対策をしていないし、必要性も感じていない」は17.0%だった。
熱中症対策をしていない人にその理由を尋ねると、「暑い時間にあまり外出していないため」(35.6%)との回答が最も多かった。次いで「面倒くさいため」(25.0%)、「自分には特に必要ないと思うため」(22.3%)が続き、熱中症を他人ごととしてとらえている様子がうかがえる。
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