自分の口臭について他人から指摘された経験がある人は41.5%だった(図3)。男性(45.7%)が女性(37.1%)より多いことについては、女性は自分の口臭を心配して気をつけているからか、女性に対して口臭を指摘しづらいため経験が少ないとも考えられる。
口以外の病気が口臭の原因になることも
口臭に関する項目を示した上で知っていることを選んでもらったところ、「口臭の原因のほとんどが、歯周病・むし歯・入れ歯の汚れなどの口の中の病気に原因がある」(65.7%)の認知度が最も高く、「舌の表面の汚れが口臭の原因になる」(58.8%)や「臭いの強い食品やアルコール類、タバコなどが口臭の原因になる」(50.6%)についても半数以上が理解していた(図4)。
しかし、「糖尿病、腎臓病、胃炎、腫瘍などが口臭の原因になる」(31.0%)は認知度が低く、口以外の病気が原因になりえることを理解している人は少ない。「口臭が気になるときは、早めに歯科医院で受診したほうがよい」(17.0%)と認識している人もわずかだった。