日本歯科医師会は、10~70代の男女1万人を対象に実施した「歯科医療に関する意識調査」(調査期間:2016年2月12日~14日)の結果から、歯や口の悩みの第3位に挙げられた「口臭」についてまとめ、報告した。
配偶者の口臭、女性の方が厳しくチェック
自分の口臭が気になったことがあるか尋ねると、「ある」との回答は男性(76.2%)より女性(85.3%)の方が多かった。女性は特に30代(89.3%)と40代(88.5%)の心配度が高く、男性は10代(80.1%)と40代(80.0%)で心配度が高まる。
自分以外の口臭が気になった経験について聞くと、「配偶者」の口臭が気になったことがあるという男性は59.3%であるのに対し、女性は83.6%とはるかに多い(図1)。
また、「男友だち」の口臭については女性(61.6%)より男性(72.0%)の方が、「女友だち」の口臭は男性(51.4%)より女性(66.5%)のほうが気にしており、同性に対する目が厳しいことがうかがえる。
配偶者の口臭が気になった割合を性・年代別で見ると、男女とも若いときの方が気にする傾向が高い。男性は年代とともに気にならなくなるが、女性は50代以降も約8割と多くの人が気にしている(図2)。
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