眼疾患の医療器機や医薬品、およびアイケア製品を手がける日本アルコンは、6月7日の「緑内障を考える日」を前に、全国の40歳以上の男女を対象に緑内障に関する意識調査(調査期間:2015年5月16日~17日)を実施した。その結果から、健常者の緑内障に対する関心度の低さが浮き彫りとなった。
調査は、緑内障の診断や緑内障疑いの指摘を受けたことがない「一般層」、緑内障と診断された、あるいは疑いを指摘されたが治療していない「緑内障疑いがある層」、現在緑内障の治療を受けている「緑内障患者層」の3グループ各120人にアンケートを行った。
非患者には緑内障について認識が広がっていない
緑内障が日本で病気による失明原因の第1位(*)であるという事実を「知っている」と答えた一般層は約2割(20.8%)にとどまった。「緑内障は視神経が傷つき、細くなっていく病気」(6.7%)、「眼圧が正常でも緑内障になる人が多い」(9.2%)、「点眼治療は、一生涯続ける必要がある」(13.3%)といった知識についても、一般層の理解不足が目立つ(図1)。
