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治療後の歯も油断禁物!「再発むし歯」を知っていますか?

詰め物の隙間にできるむし歯は歯垢除去とフッ素入りの洗口液が効く

 鈴木英子=ニューズフロント

 サンスターグループ オーラルケアカンパニーは、6月4日~10日の「歯と口の健康週間」を迎えるにあたり、むし歯に関する調査(調査期間:2016年5月14日~15日)を実施した。その結果から、1度治療した歯はむし歯にならないと油断している人が多く、効果的なむし歯予防方法もあまり知られていない現状が浮き彫りになった。

治療後の詰め物の隙間にむし歯ができる

 永久歯にむし歯(未処置歯、処置歯、喪失歯)がある15~69歳の男女624人に、むし歯治療後の詰め物のすき間にむし歯菌が入り込むことによって再発する「二次う蝕」(再発むし歯)について知っていたか尋ねたところ、約8割(77.2%)が「知らなかった」と答えた(図1)。

図1◎ 再発むし歯を知っているか
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 最初にむし歯が発生した原因として考えられることを挙げてもらったところ、「歯のみがき方が良くなかった」(66.0%)との回答が最も多く、「歯みがきの回数・頻度が不足していた」(37.2%)、「歯みがきでは除去できない歯の間やハグキの汚れがあった」(28.0%)が続いた(図2)。

図2◎ むし歯が発生した原因として考えるものは
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 再発むし歯の予防にはフッ素が有効であることを知っていたか聞いてみると、約7割(69.1%)が「知らなかった」と回答し、再発むし歯の認知度と同様に予防法についても知られていない(図3)。

図3◎ フッ素が再発むし歯予防に有効だと知っているか
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 歯みがきをする際に使用するものを聞くと、「ハミガキペースト」(89.1%)以外の補助剤では、「歯間ブラシ」(24.9%)が最多で、「洗口剤(液体歯みがきではないもの)」(16.1%)、「デンタルフロス」(15.9%)が続いた(図4)。

図4◎ 歯みがきをする際に使用するものは
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フッ素入りの洗口液を併用するとよい

 サンスター財団附属千里歯科診療所所長の鈴木秀典医師は、再発むし歯などのむし歯の予防には、まず食後の歯磨きで食べかすや歯垢を取り除くことが重要だと説明する。加えて、歯の表面の再石灰化を促すフッ素が口中に常にとどまっていることが望ましいとして、フッ素配合の洗口液などを使用することを勧めている。

 ちなみに厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、20歳未満を中心とした若者・子どものむし歯は減少傾向にあるが、20~80代くらいまでの約8割以上がむし歯を経験し、特に65歳以降のむし歯は年々増加している。