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1日1食“大麦入りご飯”で、腸内環境改善、メタボ対策

β-グルカンは“次の食事”の血糖値上昇も抑える~大妻女子大学 青江誠一郎教授に聞く(後編)

 二村高史=フリーライター

食品から摂る限り、摂りすぎの心配はない

 腸内環境が悪くなると、どんな症状が出てくるのだろうか。青江教授に聞いてみた。

 「男性の場合は、下痢と便秘を繰り返すのが典型的な症状。腸内細菌の種類が少ないと、ちょっとしたストレスに耐えられなくなるためです。とくに、飲酒はそうした状況を悪化させるので、腸内環境にとって過度のアルコールは控えるべきです。

 急におなかがぽっこりふくらむのも腸内環境が悪い証拠。脂肪ではなくてガスがたまっている可能性が高いといえます。そんなときは、大麦を食べて腸内環境がよくなると、ガス圧が落ちていきます。体重は減らなくてもウエストが減るのがその証拠です」

 食べ物以外には、ストレスや睡眠も腸内環境を大きく左右するという。睡眠をきちんと取って体内時計を維持することは腸内環境に大切である。腸の動きは自律神経が司っているので、強いストレスがかかると食べ物がきても動かなくなってしまうのだ。

 ところで、食物繊維を摂りすぎると、何か副作用はないのだろうか。

 「自然の食品から摂る限り、水溶性にせよ不溶性にせよ食物繊維を摂りすぎる心配はありません。むしろ、足りないほうを心配していただきたい」

 「ただし、サプリメントで粉状の水溶性食物繊維(こんにゃくの粉など)を大量に摂って水を飲むと、体内でふくれて詰まってしまうことがあるので注意してください。また、水溶性食物繊維をジュースのような形で飲むと、一気に大腸に流れていくためにおなかを壊すことがあります。もちろん、食事として摂るならばそんなに大量に摂ることはできませんから問題はないといってよいでしょう」(青江教授)

青江誠一郎(あおえ・せいいちろう)さん
大妻女子大学 家政学部食物学科教授
青江誠一郎(あおえ・せいいちろう)さん 1989年、千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。雪印乳業技術研究所を経て、2003年に大妻女子大学家政学部助教授に就任。07年から現職。日本食物繊維学会常務理事。10年、大麦の食物繊維とメタボリックシンドローム予防に関する研究で同学会賞を受賞

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