ミシュラン・シェフが「美味しい」と納得したロカボパスタのレシピ
聞き手=日経グッティ編集部
開発プロセスで副産物
今後の「ロカボ製品」の開発に役立つヒントは何かありませんか。
工藤 今回の開発プロセスでの副産物といっていいと思うのですが、プレーンなもの以外でも「ほうれん草のパスタ」など複数のパスタが同時にできました。実は「ソースが絡まないならば、最初から麺にオイルを含ませた方がいいのかな」と発想したら、結構うまくいったのです。その延長線上で、「じゃあ、パスタのソースに合う素材を麺に練り込むことで糖質を抑えることもできるのでは」と考え、「トマトのパスタ」「イカスミのパスタ」もできたのです。これは今後の「ロカボ食品の開発」に役に立つアプローチだと思いました。