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週末の寝坊で病気リスクが増える? 「社会的時差ボケ」の防ぎ方

社会に強制される時間と体内時計のズレが原因

 伊藤和弘=ライター

「社会的ジェットラグ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、社会に強制される生活時間と自分の体内時計が合わないことで心身に不調が起こる現象を指す。放っておくとどうなるのか? 防ぐにはどうしたらいいのか? 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神生理研究部長の三島和夫さんに聞いた。

写真はイメージ=(c)wang Tom-123RF

 ジェットラグ(jet-lag)とは「時差ボケ」のこと。社会的ジェットラグとは、仕事や家事、学校などによって「体内時計にマッチしない社会時刻を強いられることによって心身に不調を生じる状態」と三島さんは説明する。

 なぜこのような現象が起こるかといえば、平日と週末の休日で生活サイクルが変わることが大きな原因になっている。普段は会社に行くため朝7時に起きていても、休日は昼近くまで寝ているというビジネスパーソンは少なくないだろう。その結果、「7時に起きる」という体内時計のリズムが壊れ、再び7時に起きるのがつらくなる。まさに時差の大きな海外に行ったような状態になってしまうわけだ。

 三島さんは「社会的ジェットラグの二大要因は『睡眠不足』と、体内時計同士の同調関係が崩れる『内的脱同調』」と話す。なぜ休日に遅くまで寝ているかといえば、平日の睡眠不足が続いているため。毎日たっぷり寝ていれば、週末にたくさん寝る必要はないだろう。休日の寝坊によって、とりあえず睡眠不足は解消するが、代わりにせっかく整っていた体内時計のリズムが壊れてしまう。そのため、日曜日の夜にはまだ眠くならないうちにベッドに入り、月曜の朝はもっと眠りたいのに無理に早起きしなければならなくなる。つまり、体内時計と異なる不自然な生活サイクルを強いられるわけだ。すると内的脱同調が生じる。

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