資生堂は、20~40代の有職女性5000人を対象に実施した、働く女性の汗のニオイに関する意識・実態調査(調査期間:2016年3月)の結果を発表した。
汗のニオイが気になる時間帯は「午後」(65%)との回答が最も多く、次いで「夕方」(57%)、「昼」(47%)と、陽が高くなる昼過ぎから夕方にかけて特に気になりやすいことが分かった。
汗のニオイが気になって仕事に集中できない!
汗のニオイで仕事への集中力が低下すると思うか聞くと、4人に3人(75%)が「そう思う」と答えた(図1)。具体的にどれくらい集中力が落ちると感じるか尋ねたところ、全体の平均は「4割減」だった。
20~40代女性の就業数上位30職種ごとに、汗のニオイに対する不安度を調べたところ、「他の職業に比べて汗のニオイが気になりやすいと思う」と答えた割合が最も高かったのは「介護士」(74%)だった。以下、「看護師」(68%)、「リハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士)」(67%)、「保育士」と「エステティシャン」(ともに60%)が続く。
汗のニオイに対する不安度ランキングの上位5職種を見ると、医療・福祉系の仕事や動き回る量の多い仕事が並んでいる。体を使うという点だけでなく、患者や顧客といった相手との物理的距離が近い点も、汗のニオイを心配する一因になっていると考えられる。
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