第一三共ヘルスケアは、20~40代の就労女性500人を対象に実施したアンケート調査(調査期間:2016年3月11日~14日)の結果を発表した。それによると、働く女性は仕事にやりがいを感じる一方で、頭痛に悩まされる頻度が増している。
女性の社会進出により、約6割(58.0%)が「以前より責任ある仕事を任されるようになった」と実感し、過半数(54.6%)が「仕事は充実している」と答えた。一方で、7割以上(71.2%)が「以前と比べて仕事のストレスが増えた」と答え、中でも管理職はほとんど(94.0%)がストレス増加を感じている。
頭痛の種は、「仕事」「お金」「人間関係」
ストレスの原因となりそうな「ズツー(頭痛)の種」(悩みや不安、怒りなど心を乱す要因)について聞くと、1位は「仕事・キャリア」(64.0%)、2位は「お金・経済的な問題」(52.6%)、3位は「人間関係」(40.2%)となった(図1)。
実際の頭痛について、その頻度を聞いたところ、「週に1回以上」との回答が32.4%で最も多く、月に1回以上は合計67.4%にのぼった(図2)。2013年に実施した調査では、週に1回以上が20.3%で月に1回以上は54.6%だったので、この3年で働く女性の頭痛の頻度が増していることが分かる。
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