歩くことは生きること! 50歳を過ぎたら「足のメンテナンス」を
下北沢病院に日本初の「足病総合センター」、ウオノメから“足の心筋梗塞”にまで対応
内山郁子=日経Gooday
足に耐用年数があるなんて、初めて聞きました。言われてみれば、なるほどと感じます。
菊池 長年、体重がかかり続けることで関節がすり減って変化し、痛みなどが起こるようになる「変形性関節症」は、膝の関節だけでなく股関節などほかの部位の関節にも起こります。足首の関節は膝よりも小さいので、トラブルも生じやすいです。
人間の足の耐用年数はだいたい50年くらいで、それを超えてくると誰しもどこかしらに痛みや異常は出てきます。長い人生ですから、いつまでも自分の足で歩いてQOLを高く保てるよう、定期的なチェックとケアを行うことをお勧めしたいですね。
久道 当院は紹介状がなくても受診していただけますが、予約制ですので、まずは電話して予約を取っていただければと思います。時々痛むとか、しびれる、冷えるといった“軽い症状”であっても、隠れている病気は案外あるものです。「足の指先が冷えて、しもやけが治らない」と言って受診した人に、先ほどお話しした「足の心筋梗塞」が見つかったこともあります。逆に、診察を受けてみて重い病気が見つからなかったとなれば、安心して帰れるわけですから。気になる症状がある場合、まずは受診して、足を診てもらうようにしてくださいね。

(小田急線、京王井の頭線「下北沢」駅下車徒歩5分)
診療科目:整形外科、形成外科、末梢血管外科、糖尿病内科、循環器内科、内科、皮膚科、リハビリテーション科
診療部門:足病総合センター、糖尿病センター
診療時間:月~土 9:00~12:00、14:00~17:00
休診日:日曜・祝日、年末年始(12月30日~1月3日)
受診予約:03-3460-0021(予約受付時間:9:00~11:30、13:30~16:30)
ウェブサイト:http://shimokitazawa-hp.or.jp/