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腰痛・肩こりは生活習慣病、「30分ルール」で悪循環を解消!

整形外科医でカイロプラクターの竹谷内医師に聞く、腰や肩などの痛みを取る新習慣

 二村高史=フリーライター

加齢に伴う体の変化を自覚し、普段からのケアを

6月からスタートする新連載のタイトルは、「腰・首・肩が楽になる 自分で治す!からだの痛み」ですが、腰痛などの慢性痛は、実際のところ、どこまで自分で治せるものなのでしょうか。

竹谷内 私は、整形外科の医師であると同時に、カイロプラクティックのドクターとして、これまでさまざまな方の体と向かい合ってきました。体の痛みを治すには、体の仕組みをよく分かっている専門家に診てもらうのが一番だとは思いますが、忙しい現代人がしょっちゅう専門医に通うのは大変です。自分自身で治すことができれば、それが理想的なことは言うまでもありません。

 もちろん、すべてが自分で治せるわけではありませんが、痛みの原因によっては簡単な体操などで症状を和らげることができます。「30分ルール」のように、生活習慣を変える工夫もいろいろとあります。こうしたことは診察のときに患者さんに指導していますが、この連載でも、可能な範囲で伝えていきたいと考えています。

 ただし、腰痛や肩こりの陰には重大な病気が隠れていることもあります。あまりにも痛みが激しいときや、いくら試しても痛みが治まらないときは、すぐに専門医に相談するようにしてください。

 それと同時に、特に中高年の方には、体についての意識改革をしていただければと思っています。

中高年になると、どんな意識改革が必要になるのですか?

竹谷内 私の医院には、老若男女の患者さんが見えますが、50代、60代になると急にその数が増えてきます。

 そうした方々が共通して口にするのは、「今までは大丈夫だったのに」「こんなはずじゃなかった」というような言葉です。

 20代、30代のころなら、少しぐらいの無理はきいたかもしれませんが、50代、60代となるとそうはいきません。加齢によって体が変化しているのにもかかわらず、昔と同じことをしていたら、必ずそのしわ寄せが出てきます。

 また、長年にわたって体に与えられ続けてきたダメージが、50代、60代になって表面化するという要素もあります。

 中高年の方には、「自分の体は以前と違うんだ」という意識改革をしていただきたいのです。

 大切なのは、普段からのケアです。それさえ自覚できれば、腰痛や肩こりを悪化させることはありませんし、ある程度まで治すことができます。50歳になってから20歳の体に戻せといわれても難しい相談ですが、日常生活に問題のないレベルまでならば十分に取り戻すことができます。ぜひ、自分の体と向き合って、しっかりケアをするようにしてください。

(写真:秋元忍)

竹谷内 康修(たけやち・やすのぶ)さん
整形外科医・カイロプラクター 竹谷内医院(東京都中央区)院長
竹谷内 康修(たけやち・やすのぶ)さん 2000年、東京慈恵会医科大学卒業。福島県立医科大学、米ナショナル健康科学大学を経て、2007年に東京駅の近くにカイロプラクティックを主体とした手技療法専門のクリニック(現・竹谷内医院)を開設。福島県立医科大学では整形外科学講座に所属し、腰痛治療の第一人者である菊地臣一氏(前・福島県立医科大学長)に師事。米ナショナル健康科学大学ではカイロプラクティックの学位(Doctor of Chiropractic)を取得した。『腰痛を根本から治す』(宝島社、2013)、『自分で治す! 脊柱管狭窄症』(洋泉社、2015)、『自分で治す! 変形性膝関節症』(洋泉社、2016)など著書多数。

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